2009年1月7日水曜日

サカグチです

さきほどの出来事。。
自宅でくつろいでいたところ、ピンポーンと来客が。
エントランスからの呼び出し。
誰かと思いインターフォンにでる。

私「はい」

誰「サカグチです」

私「(そんな知り合いいたっけ?)はい?」

誰「サカグチです」

私「(同じマンションのひとか?)はい・・・?」

誰「クリスチャンのサカグチです」

私「・・・は?」

誰「きょうはあなた様にナンタラカンタラ教(聞いたこともない)の素晴らしい御教えを伝えに参りました」

私「・・・」

誰「あなたは神の存在を信じますか?いいえ無理もありません、
  神は目には見えないものです・・・」

誰「いいんです!そんなあなたを救うために今日わたしは神の使者としてここへ参りました」

・・・やばい。
しかし下手に扱うと所在と苗字を知られているため仇をされる恐れも・・・。

誰「いっしょに神について語りあいませんか?もしも~し!もしも~~し!!!」

私「・・・いやぁ・・わたし、仏教徒なんで・・」

誰「・・フッ・・日本人の大概の方がそうおっしゃいますよねぇ」


カッチーン。今鼻で笑ったな!しかもなんだか小ばかにした感じの物言い!


誰「そういう方は哀れです・・ご自分の考えも持てず・・本当の神の存在も信じないなんて・・
  あぁ!!救いたい!いま!!戦争をおこすべきなのです!!さぁ武器をもって!!」


いきなり大きい声だされてかなりびびっちゃったんですけど!
ていうかこの人キテんな~~。武器ってなによ・・・。


私「・・いや、ちゃんとした仏教徒です・・」

誰「ちゃんとしたとは?具体的に?」

私「(なんであんたに答えなきゃなんないのていうか関わりたくない)・・・」

誰「お答えになれないんですね、クスッ」

私「・・・」

誰「ナンタラ神のお教えにしたがえば、そのようなあいまいな感覚で生きることもなくなります、
  あなた方のような多くの日本人のあいまいな宗教観が世を狂わせているのですよ?クスクス・・」

誰「ふふ愚かな仏教徒さん・・」


私「(ム~~~)わたしは日蓮上人の説かれたことを正しく継承されいているお寺で、仏教を信仰しています。それは、誰かに決められたわけでもなければ、お盆ですとかお彼岸ですとか、御葬式ですとか、そういった場面だけでなく、日常的にお寺に御参詣し、南無妙法蓮華経と唱え、ご法門を聴聞させて頂き、ご本尊も拝受させて頂き、生活の中に信仰を持っています。あなたが何だかよくわからない神様を信仰しているのは、あなたのご自由ですけど、少なくともわたしたちは、初めて伺う御宅で、その方が例え間違った信仰を持っていたとしても、いきなり人を馬鹿にするような発言や戦争だの武器だの、そんな道理に叶わない御話は致しませんし、愚かな行動や考えは慎むよう教えて頂いています。あなたもご自分が信仰されている宗教を布教されたいのであれば、もう少し、人としてどんな行動を取るべきかを、神様の教えから学ばれたらどうですか?それとも神はそのようなことは戒めにならないのですか?あなたこそ御自分の信仰を見直されるべきではないのですか?わたしは昨日も御参詣しました。今日もしました。明日も明後日もしあさっても、御参詣させて頂きます。楽しみでしかたないですほんとに幸せです。自分の信仰に誇りを持っていますけど、それが何か・・?」

誰「いや・・えっと・・神を冒涜しましたね!!!戦争だわ!!戦争よ!!」

私「これ以上わけのわからないことを言うなら警察呼びますよ。防犯カメラにも写ってますよ。ナンタラ教団の?サカグチさんでしたっけ?もう一度教えてください?」

誰「いや・・・わたし、忙しいから・・帰らなくちゃ・・もうあなたはけっこうよ・・」


私「このマンションであと1件でも布教しようとしたら警察よびますね、早く帰ってね、じゃあ失礼いたしま~す」

がちゃ。

とインターフォンを切りました。

上からこっそり眺めていたらサカグチさんとおぼしき女性はあわてて正面玄関から出て行きました。

きょうから背後に気を・・つけなくてもきっと大丈夫。
守っていただけるように、御参詣とおかんきんがんばろう。

本当は怒りたかったしできれば走り去るサカグチさんを吹き矢かなにかで
しとめたかったけど、2009年のわたしはひとあじ違う(?)
なるべくやさしめに抵抗してみました。

サカグチさんはふとっちょで上下蛍光っぽいブルーのジャージだった。
ドラえもんか。

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